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ロンドンナショナルギャラリー展

 

国立国際美術館で開催中の「ロンドンナショナルギャラリー展」のレセプションに行って参りました。

 

60点全てが日本初公開の作品で、ルネサンスからオランダ絵画、ヴァン・ダイクとイギリス肖像画、ヴェネツィアやスペイン絵画、風景画そして印象派からポストインプレッショニズムに至るまで、各テーマごとに壁の色を変え、ゆったりとした配置で、ゆっくりと鑑賞できました。

 

ゴッホの「ひまわり」、モネの「睡蓮」、ルノワールの「劇場にて」、フェルメールの「ヴァージナルの前の若い女性」など超有名な作品群も、もちろん素晴らしいですが、何よりギルランダイオの「聖母子」が輝くばかりに美しく、今ではレオナルド・ダヴィンチの作とされている有名な「受胎告知」も近年までこのドメニコ・ギルランダイオの作と考えられていた事にも成程と思えます。

 

ドメニコ・ギルランダイオ「聖母子」

 

 

その他では、ゲインズバラの「シドンズ婦人」はこの画家の最高傑作で、スルバランの「聖マルガリータ」も目を引き、アングルの「アンジェリカを救うルッジェーロ」はとても美しく、アングルを崇拝するドガが持っていた作品です。

 

時間を忘れて観ている内に、日本ではなくロンドンの美術館にいる様な錯覚さえ覚えます。

本当に素晴らしい展覧会でした。

 

 

 

【大阪会場】

2020年11月3日~2021年1月31日 国立国際美術館

大阪府大阪市北区中之島4-2-55 TEL:06-6447-4680(代)

 

 

 

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